八重神子ー鳴神大社を束ねる宮司

八重神子は鳴神大社の宮司様であり、「八重堂」の編集長。華やかな見た目の裏には、思いもよらぬ知性と奸智が隠されている。

「妾」の一人称など古風な言葉遣いで話す、柔らかくも蠱惑的な雰囲気を持った桜髪の女性。
歳若い旅人(主人公)を『童(わっぱ)』と呼ぶ。
(ただし旅人の方が年上の可能性が大)

稲妻の神事と霊的守護の要である『鳴神大社(なるかみおおやしろ)』を束ねる宮司で、事実上三奉行に並ぶ有力者の一人。


準備が終わり天守閣に向かう旅人に「絶体絶命の状態でそれを取り出せば、危機から抜け出せるかもしれぬぞ。もちろん、妾に会いたいと思った時に取り出してくれても構わぬ。ひょっこり出てくるやもしれぬな?」とだけ伝え御守りを渡した。同時に国内で人気の娯楽小説を扱う出版社『八重堂』の編集長でもある。

その立場ゆえか「目狩り令」とそれが人に与える弊害を深く知るかのように語っていたり、「目狩り令」の鍵となる「千手百目神像」には雷電将軍というよりも彼女の特徴が見え隠れする部分がある(雷の七天神像とは完全に別物の外見)。

内心では自分の殻に閉じこもり暴走している将軍を心配しており、スカラマシュに返り討ちにされた旅人を助けたのを機に、旅人に助力することで将軍の目を覚まさせるべく動き出す。

最初の実装時には彼女自身と雷電将軍の伝説任務・第二幕実装と共に、復刻時にはVer3.2イベントに登場といずれもストーリーに関わる形となっている。

常に敵と自身の位置といった戦況を頭に入れ続ける必要がある上級者向けだが、基本的に元素スキルと元素爆発を撃つ事が仕事になるため、出突っ張りの運用を強制されないのは有り難い。
大火力の雷の雨を降らせたら自身は控えに引っ込み、雑事は仲間に任せると良いだろう。

元素スキルでは待機中でも継続ダメージを与える設置物を置いて回り、元素爆発ではそれら全ての破壊と引き換えに爆発的な瞬間火力を叩き出す雷元素サブアタッカー。

常時重ねがけ可能な設置物で相手を囲い込み、雷撃の中に封殺する戦法をメインとする。
どうやら八重は狐の化身であるようだが普段は耳しか狐の要素がなく、八重は自ら「妾に尻尾はない」と言っていた。しかし元素スキルや元素爆発時、落下攻撃時には少しの間ではあるのものの九尾の尻尾が現れる。
八重は耳に神の目をつけているようだがよく見ると他の稲妻キャラクター達とは違う形をしている。また、右耳に神の目、左耳にも神の目と同じ形の耳飾りをつけている。どうやらこの耳飾りは狐斎宮が使用していた髪飾りと酷似しているようだが何か関わりがあるのだろうか...?

なお、名前も見た目も「みこ」だが事実上の役職は宮司(会社で言うなら社長)であり、巫女(会社で言うならアルバイトに近い)ではないので注意。名前も平仮名だけを見ると「八重“巫女”」と書きそうになるが、「八重“神子”」なので注意。
上記の通り、本人は巫女ではないが同時期ピックアップの武器の名前は「神楽の真意」である。ちなみに神楽は巫女が舞う神様に捧げる歌や踊り(舞)のこと。
実は甘雨とは鎖国前から双方の交易業務を通して交流があり、年齢的に甘雨の方が遥かに歳上なため、彼女の事を「甘雨お姉様(※)」と呼んで尊敬の念を抱いている。
それまで稲妻は鎖国状態だったためしばらくの間は交流が途絶えていたが、影が開国宣言をしたため再び会える事を楽しみにしている。
正確な表記は「甘雨の姉君」だが、この表記故に「甘雨に姉がいるのでは」と勘違いする旅人もいたとかいないとか。正確な解釈は上述の通り(尊敬の意味で)「甘雨お姉様」といったようなところ。

彼女のコスプレ衣装画像1: 原神 げんしん 八重神子 コスプレ衣装 (1)
好きなものは人間が放つ光であり、故にこそ好きなことは他人の物語(人生)を読むこと。だが次に好きなことが人の困った顔を見ることで、両方合わされば更に面白いとのたまう辺り、とんだ食わせ者である事は間違い無い。
稲妻城下の居酒屋「鳥有亭」の常連客であり、大抵は好物の油揚げに串焼きを肴に酒を嗜んでいる(土産込み)。
逆に嫌いな食べ物は漬物全般。素材や作り方を問わず発酵の臭気が耐えられないようで、そのような不潔で不浄なものを飲み込むことなど決して出来ぬと語る。
ただ「お新香」(きゅうりやナスなどを小さく切った物に軽く塩を振って短時間だけ置いたもの)については言及されていない。

オープンワールドゲーム『原神』の登場人物。鳴神大社を束ねる宮司