桜ミク

桜ミク初音ミクの公式バリエーションの一つ。2019年以降、弘前さくらまつりの公式応援キャラクターにも任命されている。



クリプトン社が展開している初音ミク公式バリエーションの一つ。
同じ公式バリエーションの雪ミクが冬・雪をイメージしているのに対し、こちらは春・桜をイメージした意匠で、部分的に桜の浮彫があしらわれている。

2019年、クリプトンが運営する初音ミク公式ブログにて商品展開の本格化が告知。この際に本家ミクの原案絵師であるKEI氏が描いた桜ミクのイラストも公開された。
そして、開催100回目を迎える青森県弘前さくらまつりの応援キャラクターに大抜擢された。

明確な初出は不明だが、元々は雪ミクと違ってユーザーが投稿した作品から自然と広まったデザインであり、商業シーン出身というわけでない。また、当初は「花ミク」というもっと大雑把な分類で呼ばれていたことも確認されている。

ねんどろいど化にあたってぷちでびる氏によって商業用のデザインが興され、初音ミクの関連ゲームでもProjectDIVAシリーズとProjectmiraiシリーズ両方にモジュール、コスチュームとして登場している。どちらもぷちでびる氏デザイン版である。

 

当初は「桜の花がモチーフ」「カラーリングがピンク」という傾向が存在しているだけで、特に公式のデザインが存在あるわけではなかった。そのため、ユーザー各々が思い描く「桜ミク」がそれぞれのオリジナルデザインで描かれていた。

しかし、ねんどろいど等のフィギュア製品の発売が雪ミクと比べて不定期であることや、雪ミクのデザインが毎年公募によって決定されるようになったことの影響もあってか、今ではオリジナルデザインの桜ミクのイラストを投稿するユーザーも多い。

2011年・ねんどろいどぷらす 桜ミク
2011年の"ミクの日"である3月9日に開催されるライブイベント「初音ミク ライブパーティー 2011 -39’s LIVE IN TOKYO-」(略称「ミクパ♪」)にて、来場特典グッズとして「ねんどろいどぷらす 初音ミク 桜バージョン チャーム」が来場特典として公開された。

彼女のコスプレ衣装画像1: 初音ミク 桜ミク コスプレ衣装 (1)

後述のように、2011年から商業シーンに進出。桜ミクのねんどろいどが製品化されるようになった。その影響からか、ユーザーオリジナルのデザインではなくねんどろいど基準のデザインのイラストが増加した。

髪はピンク、服装はアームカバーもブーツも白、葉の緑色で統一。
ツインテの飾りがさくらんぼになっていて、腰は通常通りなにもついていない。
ツインテールとネクタイに桜の花の模様がある。

2013年・ねんどろいど 桜ミク
2013年3月にグッドスマイルカンパニーからイラストレーターぷちでびる氏デザインで桜ミクのねんどろいどが発売され、非常に愛らしいその姿からこちらのデザインの桜ミクも浸透していった。ちなみにこのねんどろいど桜ミクはねんぷちデザインのヘッドパーツがもう一つ付いていて、さくらんぼの飾りと通常ヘッドホンに付け替えられるようになっている。

この発表によりねんぷちデザイン基準のツインテールさくらんぼがつけられている桜ミクのイラストが多くなっていく。

 

こちらは髪・アームカバー・ブーツが全てピンク色でシャツのみ白、
ツインテの飾りは通常と同じだが、ヘッドホンが白っぽい桜の花になっており、
アームカバーの袖が花の様なひらひらした形で、腰にりぼん結びのさくらんぼを付けている。

2015年・ねんどろいど 桜ミク Bloomed in Japan
2015年3月にグッドスマイルカンパニーでは初となる日本工場の鳥取県倉吉市「楽月工場」設立記念として第一弾に桜ミクのねんどろいどが装いも新たに発売される事となった。今回はデザインに和要素を取り入れており髪型もツインテールと三つ編みの2種類となっている。

白いシャツとヘッドホン、それ以外は髪・アームカバー・ブーツがピンク。
髪飾りに桜の花が複数付いており三つ編み時のみ赤いボンボンで最後は結ってある。
アームカバーと着物を連想したフリル付きの巻きスカートは桜の花びらの形に広がっており
背中には花の形の組み紐があしらってある。

2016年・ねんどろいどぷち 桜ミク
2016年9月にグッドスマイルカンパニーから「初音ミク りにゅ~ある」でシークレットとして登場。デザインはぷちでびる氏版。

 

初音ミク